コア会議議事録(2011.11.11)
出席者)森谷、杉山、渡辺、斉藤、河野、藤木、秋元、岡本、寺田
報告
1. DH育成コースでのトラブルについて(河野)
再検定実施の際に再検定受講者が写真選定中に精密検査の説明を始めてしまった件に関して、河野から経過報告。
2.ICDAS研究事業に関して(杉山)
ICDAS講演会
初回講演、11月2日に千葉市にて実施済み。今後、11月12日宇都宮市(岡本協力)、11月19日八千代市と神戸市(高木)、11月30日市川市(市川市専務石井先生協力)予定。実施後、集計して英文にて論文化の予定。
3. クイントの「歯科衛生士」に初期う蝕について1月から3月まで連載記事を書く件(杉山)
クイントにICDASに関しての記事を掲載する件
4. 喫煙と歯肉着色の研究に関して(藤木)
過去2回Web会議実施。2枚の写真の歯肉の着色の変化をどのように比較するかを検討中。内藤先生の意見待ち。
杉山先生が発表された口腔内写真を見られた内藤先生から持ち込まれた企画であり、海外の雑誌に投稿予定。その後可能ならヘルスケア学会誌にも掲載。
6. ヘルスケアホームページの新装開店(秋元)
協議の項目に記載
協議
1. ヘルスケアホームページの新装開店について
・現在は、今までのHP(旧HP)から新しいHP(新HP)へ入るようにしている。理由は、
・旧HPのデータを全て移行させるのが困難
・旧HPでパスワードで守られていたデータのセキュリティの問題
・いずれは今のURIで新HPが閲覧できるようにする
・新HPでの会員診療所ページには、掲載を認めている診療所のみが掲載されていて、全会員が掲載されているのではないことを誤解がないように表記する工夫が必要である。→掲載基準を表示する
・新HPはブログの集合体で作られていて、様々な活動を現在進行形でみることができる。ICDASのブログも追加可能。
・コアメンバーから関係する部会、委員会、地方会の記録者(ページにアップする人)を依頼する。
研修関連委員会:岡本
ニュースレター委員会:渡辺
広報・HP委員会:秋元?
歯科衛生士研修委員会:河野
認証診療所普及委員会:森谷
会誌編集委員会:寺田
ステップアップ&マッチング委員会:斉藤
臨床データ活用委員会:藤木
QOL調査部会:杉山
ICDAS関連:杉山
ヘルスケアウエスト:藤木?(ここは協議されませんでした)
関西ヘルスケア歯科談話会:秋元
北海道グループ:斉藤
2. キシリトール募金+義援金について(秋元)
勝手な支援が被災地には迷惑になることがあるので、秋元としてはどこに何をすべきか判断がつかない。そこで、災害支援に詳しい、常磐大学のA先生、医科歯科大学のB先生、東北大学のC先生に依頼すべきではないか。第一選択として、高木先生を通じてA先生に相談するよう、秋元から連絡することを了承。
3. 認証M、10回記念としての内容、エントリー候補
・10回記念として認証診療所2箇所くらいの発表があればいいのではないか
・認証を総括する必要があるのではないか
・外部審査員と一緒にディスカッションするのはどうか
・とりあえず、認証診療所普及委員会で次回のWeb会議までに提案を出してもらって、コア会議で協議する
4. 来年のヘルスケアミーティングに関して
・会場 秋葉原コンベンションホール(2日間)
・テーマに関して
河野案(末尾参考資料)をたたき台にする
中医協では学会からの資料の方が資料価値が高い
例えば、DHの業務範囲の提案を他の学会と連携できるのではないだろうか
他学会と共同歩調について
日本のDHの将来像を描ければよいと思う
日本で歯科衛生士に関して法的問題を論ずるならI先生以外に見当たらない
患者を担当させても大丈夫であるとの基準を、ヘルスケア歯科学会の教育と認定基準を元にして歯周病学会や臨床歯周病学会とコンセンサス作りをする
グレー、グレーと言っているが、現状を調べるべきだろう
DHがどのような職業か社会に認知させる必要があるのではないか
むしろ、DHがどの範囲で何ができるかを明確にするのが重要だろう
DHの業務教育をよりよいものにする=DHの見識と能力を高めることと共に業務範囲を広める
I氏に秋元から提案文を送る
・ディスカッション
歯周病学会や臨床歯周病学会の担当理事を招く
DH育成コースの内容や認定歯科衛生士基準を合わせて、本来どうあるべきかをディスカッションする
その場合、認定DHが最低一人は加わる必要があるだろう
5. 来年以降のWEB会議日程
1月 実際に集まる、2月10日、3月9日、4月13日、5月11日、6月8日、7月13日、8月3日、9月14日、10月12日、11月2日、12月14日
6. 震災年会費免除について、
福島県南相馬郡開業、佐藤 進先生(すすむ歯科医院)の元勤務歯科衛生士にも適用を了承
【参考資料】
大久保会長との昼食で、認定分科会になった時には、学会の意見や報告は、歯科医師会よりも、大きい意味を持つことが分かりました。まだ、認定分科会として承認はされていませんが、今から、戦略的方向性を持つべきと考えました。
日本ヘルスケア歯科学会における今後の戦略的方向性
・ヘルスケア型歯科診療の成果を積極的に発表する:長期(10年から15年)の定期管理によって、若年者においてはDMFT増加の抑制、壮年から老年者においては喪失歯数増加の抑制が可能である、というデータの発表を多数行う。そのデータを日本歯科医師会を通じて、保険改訂の正式資料として提出する。
・歯科衛生士の業務記録のありかたについて:サブカルテの活用の重要性を広める。それと同時に,保険診療において求められている診療録、歯科衛生士業務記録との統合性、独立性について整理する必要がある。
・ヘルスケア型歯科診療における歯科衛生士業務:ヘルスケア型歯科診療における歯科衛生士業務を明確にする。それと同時に、歯科衛生士が行っているヘルスケア型歯科診療において、充分な成果が挙っていることを明確にする。
・ヘルスケア型歯科診療における歯科衛生士養成のあり方:ヘルスケア型歯科診療において単独で歯科衛生士業務を行うことの出来る歯科衛生士の養成について明確にする。
・ヘルスケア歯科衛生士の認定:口腔内写真撮影実習,および,歯周組織検査実習を受講した歯科衛生士で、ヘルスケア歯科衛生士養成講習を受講した者を、ヘルスケア歯科衛生士として認定する。ヘルスケア歯科衛生士として認定された者で、口腔内写真撮影検定,および,歯周組織検査検定に合格し、かつ3つのレポート、病因論レポート、カリエスリスクコントロール症例、歯周病治療症例、を提出した者を、日本ヘルスケア歯科学会認定歯科衛生士として認定する
記録 藤木省三