歯科衛生士育成プログラム
「健康を守り育てる歯科診療」=ヘルスケア歯科診療を実践していくにあたり、ヘルスケア歯科診療に必要とされる、知識・技術・コミュミケーションスキルを獲得していて、ヘルスケア歯科診療において、歯科衛生士業務を完遂できる、ヘルスケア歯科衛生士が不可欠と考えられます。
そのようなヘルスケア歯科衛生士を育成するためのプログラムを基礎コース、検定コースの二つのコースで行います。
1. 基礎コース
このコースは、ヘルスケア歯科衛生士として最低限要求される技術、知識、システム構築について学ぶコースです。新人歯科衛生士の教育・養成は本来は自分の医院内で行うべきでしょうが、そのためのノウハウや人材を持っていない医院も多いと思います。いろいろなセミナーに参加しても、ひとつひとつのセミナーはバラバラのコンセプトで出来上がっているので、効率的に吸収するのが難しいです。ヘルスケア歯科衛生士として最低限要求される事項を、総合的に学習できるようなコースです。この基礎コースを受講することによりヘルスケア歯科衛生士へランクアップさせることができます。
新人衛生士もしくは衛生士としての経験があってもヘルスケア歯科診療を実践していない衛生士が対象、歯科衛生士としての経験が1年以上あることが望ましい
2日間連続日程を3回、計6日間
講義、実習講義、相互実習および検定よりなる
検定に合格すると、認定衛生士となることができる
2. 検定コース
このコースは、すでにヘルスケア歯科診療を実践できている診療所において、ヘルスケア歯科衛生士として実際に臨床を行っている歯科衛生士が、認定衛生士として認定されることを主目的としたコースです。
2日間、講義、および検定よりなる
検定に合格すると、認定衛生士となることができる
3. 院長の責務
ヘルスケア歯科衛生士がその能力を発揮するには、歯科衛生士の個人的能力によるものと、医院のシステムや院長のコンセプトによるものがあるので、基礎コースおよび検定コースを受講する歯科衛生士が勤務する診療所の院長は、日本ヘルスケア歯科学会主催のワンデーセミナーに参加経験を有することが望ましい