2016.10オピニオンメンバー会議
一般社団法人 日本ヘルスケア歯科学会
社員総会(オピニオンメンバー会議)議事録
日程;10月9日(日) 午前10時30分より12時30分
会場;秋葉原コンベンションホール カンファレンスフロア a会議室
議長 大井 孝友氏
議事録署名人 武内義晴さん、大本幸加さん
出席 43人 議長などへの委任 17人
議 案
【手続き事項】
・オピニオンメンバーの改選について(継続意思確認)
【報告事項】
・各事業の進行状況と事業計画について
【協議事項】
・ 2017年活動計画
1) ヘルスケアミーティング2017(10月8日<日>、9日<祝>、会場秋葉原コンベンションホール)のテーマについて
2) その他、活動計画についての意見交換
議長:では、ただいまから日本ヘルスケア歯科学会のオピニオンメンバー会議を開催いたします。オピニオンメンバー63名のうち、出席者43名、委任状17名。本会の成立を確認します。次に議事録署名人ですが、武内義晴先生、大本幸加さんにお願いします。よろしくお願いします。では、オピニオンメンバーの改選についてですが、これは田中先生、よろしくお願いします。
田中: オピニオンメンバーの改選についてですけれども、本日机の上に配られていたレジュメの最後のページに書いてあります。オピニオンメンバーは任期2年でお願いしているわけですけれども、9月に発送したニュースレターで既に告知をしています。現行オピニオンメンバーの皆さま方におかれましては、この会議の席で、この下の「留任を希望します」に署名していただいて、そのまま留任していただけたらと思います。自薦他薦の受け付けは、ニュースレターというか、ホームページにも書いてありますけれども10月21日まで受け付けをいたしまして、候補者名簿を11月7日までに作成して会員に送付し、信任投票の丸を付けるわけですけれども、それを11月末に締め切って全部開票して数を数えて、よほどのバツがない限りはそのまま信任ということになると思います。
私たちコアメンバーというのはそのオピニオンメンバーの中から決定するという形になっていますので、3月にオピニオンメンバー会議がありますけれども、そのときにコアメンバーも改選されるということになります。
今日、一番下に署名をいただきまして会議の最後に回収したいと思いますので、もう絶対嫌という方以外はなるべく署名をいただけたらと思います。よろしくお願いします。
改選については以上です。
議長:ありがとうございました。何かご質問はありますか。
ないようですので、次に移らせていただきます。
では報告事項です。
研修事業について、これは各担当されている先生方にお願いします。
田中:私のほうから、セミナー委員会、会誌委員会、DH歯科衛生士育成プログラムの順でいきますので、高橋先生からセミナー委員会についてお願いします。
高橋:企画育成委員会、高橋です。来年もセミナーは積極的に行っていきます。今年の年末、12月4日に大阪でのワンデーセミナーはホームページに告知してあるとおりなんですけれども、1年に1回、2月神戸でウィステリアのセミナーで、2017年5月21日に東京で、仙台で今年やったような形を目指しつつ、一つの形をつくっていきたいなと思って、東京でのセミナーの常設を目指していきたいなというふうに思っています。あと、5月に可能であれば名古屋でやりたいというふうに思っています。毎年やっている7月30日は仙台。去年、今年と盛況だった大阪で行った合宿形式のセミナーは9月と2月に行う予定で今調整をしているところです。
あと、担当しているウィステリアのバージョンアップのほうは今少しずつ進めていまして、2年後のバージョンアップを目指して今調整に入っているところです。
以上です。
千草:会誌編集委員会の千草です。昨年に16巻を発刊しまして、これは年末を過ぎて今年の発刊になったのでちょっと遅れましたので、今年はスケジュールを少し早めて今編集の最中です。今年は原著が1編に臨床報告5編、調査報告が1編の予定で、今臨床報告1編だけ査読が終わって再投稿までいっています。あと7編ほどまだ編集中ですが、ここにおられる方々にも何らかの形で査読をお願いしたり、編集も今日来られている樽味先生、寺田先生には編集委員としてお忙しい中編集をお願いしています。
また、来年度も続けて皆さまに査読のお願い、あるいは編集委員会に入っていただくような依頼をするかもしれませんので、よろしくお願いします。
河野:歯科衛生士の育成プログラムについてご報告いたします。レジュメに書いてあるとおりですが、下のほう、「2016年プログラム予定」と書いてありますが、これ「2017」の間違いです。すいません、訂正してください。
この歯科衛生士の育成のプログラム、2006年から始めまして今年で11年目ということで、認定の歯科衛生士、9月30日現在で128名が認定されております。去年から検定コースを廃止して検定会というふうにしまして、今まで検定会で受験された方が9名、うち1名が認定をされているというようなところが現状です。
今年のコースについてはそこに書いてあるとおりでございます。来年のコースについてはまだいない状態ですので、ちょっと具体的な日にちとか場所もまだこれから協議ということになっておりますが、一応そこに書いてあるとおりの内容で来年も計画していくというつもりでございます。
以上です。
杉山:議案には書いていないんですけれども、臨床研究についてということで報告をさせてもらいたいと思います。
既にニュースレターのナンバー3に報告としてあるんですけれども、開業医のいわゆる写真を使った、禁煙した後に歯肉の色が変わるということについての研究を福岡歯科大学の内藤先生、そして実際に論文を書いてもらったのは加藤先生なんですけれども、この論文が『International Journal of Environmental Research and Public Health』という、医科系の雑誌だと思うんですけれども、これはインパクトファクターは多分2ぐらいだったですか、のところにアクセプトをされたということで、要するに4年ほど禁煙すると歯肉の着色が半減するということでアクセプトされています。
どこかで機会を見つけて詳しく加藤先生に解説をしてもらいたいというふうに思っているんですけれども、まだ具体的には決まっていないんですけれども、要するに僕らとしては当たり前の、禁煙するとちゃんと歯肉の色が変わるんだよということが実は論文ベースではほとんど明らかになっていなかったことをきちんと証明したことは、すごく大きなことだと思っていて、いろいろ使えるというふうに思っていますので、非常にありがたいです。
そしてもう一つ、その後に阪大の林教授のところの有野先生がカリエスリスク・アセスメントについて、これはネイチャー系の『Scientific Reports』という、これはインパクトファクター5.2、結構高いですね、歯科ではこんなに高い雑誌はないです。
これ、フリーペーパーなんですよね、オープンアクセスなので誰でも読める、要するに読むのに費用がかからない。ここにアクセプトされたのがちょうど7月だったですか。これはマルチセンターということで他施設、ヘルスケアの会員診療所、幾つかはちょっと私は忘れましたけれども、17だったか、とたしか成人についてですよね。カード分析という手法を用いて、どういう点がリスクアセスメントの中でファクター、要因として需要だったかという解析。ちょっとこの結果も詳しく簡単に一言で言えないんですけれども、伊藤中先生が詳しいです。ということで、でもアクセプトされたのは非常にうれしい。なかなかちょっと難しい感じがしますけれども。
それからもう一つ、QOLに関してはやはり加藤先生のところでアクセプトされたのが、これは2016年ですね、BMC、これもオープンアクセスですね、クオリティー、これはうちのビデオインタビューのことで、加藤先生がまとめたで、これらもアクセプトされた。
それから、つい最近では上條先生のほうで皆さんにお願いをして集めたデータなんですが、これは英文を既に書いて幾つかに投稿したんですけれどもリジェクトされてしまって、かなり悪戦苦闘しています。もちろん1つの論文で出すだけじゃなくてこれが幾つか書いているようなので、多分そのうちちゃんとアクセプトされると思うんですけれども、ちゃんと論文は書きつつありますので、多分あと半年か1年たてば何らかの結果が出るんだというふうに思っています。
以上、そんなところです。
秋元:先ほどの有野先生のは、一番新しいニュースレターに有野先生自身が内容のサマリーを書いてくださっています。19巻の4ですね。
杉山:あとオピニオンメンバー会議の来年3月のときに併催セミナーを誰にしようかというのが一応決まりました。今結構うちの患者さんにもいたんですけれども、電子たばこを始めたという人がぼちぼち出てきています。先日の新聞にもかなり今非常に人気が急上昇中ということで、JTも販売するのかなということらしいです。これが健康に害があるのかないのか私もよく分かりません。
情報があまりにもないので、諸説いろいろあるようなんですけれども、これを望月友美子先生だったかな、がんセンターのたばこ問題についてずっと詳しくやっている方です。ヘルスケアでも禁煙宣言をしたとき、15年ぐらい前にたしか大阪に来ていただいて講演をしていただいたので私は覚えているんですけれども、連絡を取ったら大丈夫ですと、日程を空けておきますということで了解を得ましたので、その方に来ていただいて電子たばこについて詳しく。電子たばこだけではなくて最近のたばこを取り巻く状況についても、非常にいろいろな会議とかたくさん出ていて情報豊富な方ですので話してもらおうというふうにしています。時間をどうするかは、具体的なことはまだ全く決めていないんですが、もし機会があればここに加藤先生も呼べたらいいなというふうにちょっと思っているんですけれども、そんなことを考えています。
以上です。
それから、ちょっと耳慣れない言葉かもしれませんけれども、ACFFという組織がありまして、これは何かというと、Alliance for a Cavity-Free Futureということで、Allianceは連盟とかそういうことで、Cavity-Freeの将来というか、そういう世界的なネットワークを作ろうという組織があります。これのボスは、明日も紹介しますが、ICDASのボスのナイジェル・ピッツ先生です。今年の3月にピッツ先生が、林先生なんかが主催でサンスターのシンポジウムがあって、オランダのテン・カートと一緒に来日したんです。そのときに話をする中で、日本もぜひこの支部、チャプターを作ってほしいということを林先生は言われたということです。
どれぐらいの組織があるのかというと、これぐらい今チャプター、ヨーロッパだとか北アメリカ、南アメリカ、アジアですとマレーシアにあるんですね。ここはフィリピンかな、マレーシアかな、オーストラリアとか、いろいろチャプターがあって、2011年から始まって、いろんな支部が設立されている。一番最近ではノルディック、北欧三国、2016年2月フィンランドに設立をしたということです。
活動目標とかが当然あるわけなんですけれども、ゴールですね、全ての子供たち、2026年にCavity-Freeにしようというような目標を掲げています。2026年ってもうあっという間、あと10年なんですよね。それが本当に実現可能かどうかちょっと疑問だとは思うんですけれども、こういう組織でいろんな情報のネットワーク、情報交換をしていこうということのようです。
多くは実はコルゲートがバックグラウンドについてやっているようなイメージがあるんですけれども、残念ながら日本はコルゲートは撤退しちゃったんでそういうものはないんですね。日本でこれを作る場合、何がメリットかというと、私が考えるには、齲蝕に関する小児歯科学会、口腔衛生学会、それから保存学会、補綴も入るかもしれません。それから臨床医の代表については私たちが継続的に話し合う場として使えるんではないかなということを考えています。林先生もそう考えていまして、学会ベースの横のつながりというのはほとんどないんですね。ヘルスケアがやろうというと来てくれはしますけど、そういうものとしてそういう学会がここに参加することによって、そういう齲蝕に関するもの、もっといい方向へ進めるということができればいいなというふうに思っていまして、林先生もそれをやりたいということで、林先生が結構積極的に動いてくれています。
今のところ、口腔衛生学会の先生、それから小児歯科学会では藤原先生とか新谷先生、藤原先生は長崎大、新谷先生は東京歯科なんですけど、あと阪大の仲野先生ですか、教授あたりに声を掛けて、それから保存学会は桃井先生ですね。ただ、それぞれ学会長の意向とかがありますし、そう簡単にいくかどうかなかなかまだ分からないんですけれども、今そこに働き掛けをしているということです。
当然日本歯科医師会にも協力してほしいと思いまして、日本歯科医師会常務理事の小林慶太というのがいまして、私の同級生なので話をしたところ、協力することはいいと。ただ、金を出すかということは非常に難しい。要するにないよと。国から下りてきたような事業は医師としては当然なんですけれども、任意で作ったものに対して医師自らが行くということは非常に難しいと。他の学会さんがちゃんとみんな行くのであれば、そこに名前を連ねることぐらいのことはできるという話で理解はしていただけました。
来年の春、来年に向けて少し動きをつくっていこうというところで、林先生が今各学会に趣意書を作って配布をしているところです。ちゃんと日本語訳のものを作って、これから配布して正式に依頼をしようという流れになっているようですので、できると内部教育のところで僕は使えるんじゃないかなと思っていますのでいいんですが、一つこれを設立するに当たっては幾つかの条件があるんですけれども、資金的なサポートをちゃんと明記することというふうに書いてあるんですね。ここをどういうふうに解決するかというところがなかなか難しいかなというふうに思いますので、要するに事務局的なコストですね。事務局は林先生が私の所でやってもいいというふうに言っていますので、そこに期待してうまく進められるといいなというところで頑張っています。
以上ということで、報告です。
田中:あと最後に1点、認証歯科医院の皆さんも含めて今Doプロジェクトというのをかなり以前からやっておるんですけれども、そのデータの提出のお願いというのがかなり昔、5月か6月ごろメールで行っていると思うのですが、一応締め切りが今月いっぱいということになります。認証診療所の更新条件でもありますので、まだデータを出していない所がありましたら今月いっぱいに事務局のほうに送ってください。よろしくお願いします。
以上です。
議長:ありがとうございます。多くの報告をありがとうございました。
では、今の各報告に対するご質問がありましたらお願いいたします。
A:高橋先生にお聞きしたいんですが、5月に東京でワンデーを行われます。今まで東京で行われたワンデーとはまた違う趣旨でやるような感じになるのかということと、あと場所等は大体どのくらいを考えていらっしゃるんですか。
高橋:まだこれから詰めていく段階ではあるんですけれども、場所は八重洲ホールになると思います。講師は杉山先生、田中先生、岡本先生とかはもう確定で、今これから作っていくような形にはなるんですけれども、どれぐらいの見込みになるかというところまでは確定させていないんですけれども、最初は仙台でやったようなドクター中心のセミナーでいくか、スタッフも含めたという形でいくかというところを絞ってまたアナウンスできるようにしていきたいなというふうに思っています。
B:内容については今、高橋先生のほうからお話があったようにこれからなんですけれども、一応会場のほうは私のほうで取りました。5月21日日曜日、いつも使っています八重洲ホールの地下のホールです。ですからキャパシティーは大体あそこに入るぐらいをめどに、なかなかちょっと東京手ごわいものですから、手堅く復活させようかなというのでこれから準備を進めてまいりますので、いろいろとご意見をお願いします。
議長:ありがとうございました。
他にご質問。
お願いいたします。
宇田川:江戸川区の宇田川と申します。セミナーに関してなんですけれども、今私の診療所にこんなファクスが届きまして、保険でがっつりというのが割とうたわれるようになってきた。かかりつけ強化型診療所になるとSPT(Ⅱ)も算定できますし、エナメル強化型、いろんな点数が算定できるようになったところだけれども、そのファクスを送ってきているいろんな業者さんはどんな先生方がいるか分からないので、一概にそれは否定はできないんですけれども、もしかするとこれだけ取れるよ、これだけ取れるよ、何をやってもいいんだねというような、国がせっかく作ってくれた制度をいいように使われてしまうのがすごく心配で。
そこでぜひ、まさにメンテナンスをずっとやっているヘルスケア歯科学会の私たちが、このような形で保険の内容にのっとってやっても十分、もちろんペイできるようなすごい点数を今回いただいているわけですから、それをもしアピールできるんでしたらアピールしていただけるとありがたく思っています。要望というかお願いなんですけれども、どうでしょうか。
議長:杉山先生、冊子も作られていますし。
杉山:ありがとうございます。ちなみに、260点算定できる医院ってこの中にどれぐらいいるんですか。うちは算定できていないんですけれども。
秋元:来年、来期ということでしょう。今年じゃなくて、施設基準を満たして来期から……。
宇田川:いや、出せばもう翌月からでも算定できます。
杉山:(数えて)十幾つですね、結構ありますね。
宇田川:1回のメンテナンスでエナメル質まで入れちゃって1万2,000~1万3,000円ぐらい。エナメル質を取らなくて1万、メンテナンスで毎月1回みたいな。
杉山:うちは実はやれていないというか、在宅が全然クリアできないのでやれていないんですけれども、ちょっとそこら辺はやってみてどうなのかという人たちを中心に何かできればいいなというふうに思います。ありがとうございます。
議長:案外現実的なお話です。僕も個人的に、一開業医として興味あります。ありがとうございました。
杉山:必ず最初に来る質問は、どういうふうにメンテナンスを算定するんですかという質問が一通り出るんです。
議長:ありがとうございます。
他にご質問ありますか。
個人的に電子たばこ、うちも医院でちょっと話題に上がっていて答えが出ないので、ぜひとも詳しいお話を聞ければなと思っています。来年3月。
杉山:ちなみに、岡本先生審査員で、その辺の、ちょっと戻るけれども、何かコメントあります?
岡本:去年からなんですけれども、一応国保の審査員をやっております。その辺をというか、今見てすごい手が挙がったなと思って、地域差があるのかもしれないんですけれども、栃木は今、か強診は5%ぐらいです。ですから審査しているとほとんど出てこないんで、自分が出すのもちょっとおっかなびっくりで出しているような感じなので、皆さん出してほしいなと。そうじゃないと、これ普通だよという感じでいかなくなっちゃうので、ぜひ出せる人は出してほしいなと。
ちょっとそんなにお話しできるような知識はないんですけれども、そういう場にはいますので、その辺も含めて何か情報を提供できそうでしたら考えてはいきます。お願いします。
議長:こういう現実的なことは盛り上がります。
では、次のほうに移らせていただきます。その後に書かれているものに関して、ちょっとこれを、すいません、後にさせてもらって、協議事項のほうに移らせていただきます。
2017年活動計画についてですけれども、杉山先生、よろしいでしょうか。
杉山:来年のヘルスケアミーティングなんですけれども、まず日程は10月8、9日の連休です。だからちょうど同じ連休ですね。場所はここのコンベンションホール、同じ所を既に予約しました。ですから日程と場所はもう押さえたというところです。
具体的な内容は、毎年リアルコア会議というのを年に1回やるんですけれども、去年はヘルスケアミーティングの前にやったんです。今年はちょっと日程が取れなくて、今月の末の日曜日にやる予定です。そこで詰めていこうと思うんですが、毎月やっているウェブ会議で今出ている案としては、ヘルスケアのコンセンサスみたいなものを作ったらどうかと。年代別ですね。どういう形で具体的にやってどういうアウトカムが得られているかというようなことをまとめていけたらなというふうにも思うんですが、その作業はなかなか難しいのではないかという意見もあります。
僕は、ある程度の幅でまとめることは可能じゃないかなと思うし、ヘルスケアって何と問われたときに、具体的にはこういうことをやって、こういう成果を出しているんだよということが必要ではないかなというふうに思うんですが、それぞれの診療室の置かれている立場、それから状況、経験の長さとか、いろんな状況があるのでできるかどうか分からないですが、それが一つの案。
それ以外には、1998年に設立ですから、来年、再来年でちょうど20周年ということになるわけで、それに向けて何か2年続けての企画を考えるべきではないかなという意見もあったりします。
今のところはそんなところで、ちょっとこのヘルスケアミーティングの準備で忙しかったものですからあまり具体的な話は進んでいないんですが、もし皆さんの中からこういうことをぜひ、まだやっていない、あるいはやっても十分ではないということでやるべきじゃないかという意見があればぜひ聞かせていただきたいということです。
議長:参加の皆さま、どうですか。ご意見を頂戴したいと思います。
田中:年1回とはいえ、貴重な休みをつぶしてお金をかけて来るわけですので、私たちも来て良かった、連れてきて良かったと思えるヘルスケアミーティングにしたいとかねがね思っているのですけれども、やっぱりいっぱい頭脳が寄れば寄るほどいろんな案が出るのではないか、それがまた来年も来よう、あるいはこういうテーマなら周りにも声を掛けて行ってみようと、そういうのを出したいんですね。
皆さんももちろんそういうのに来てみたいと思うんだと思うんですけれども、それのネタをちょっとわれわれにも出していただけたら検討できるんじゃないかと思うんです。どんなことでも結構ですので、こんなのだったら行ってみたいとか、20周年になるんだったらこういうふうにやっていったらいいんじゃないかとか、どんなのでも構いませんので何か意見をいただけたらと思います。よろしくお願いします。ここで言うのは勇気が要るとは思うんですが。
秋元:特にこれまでのヘルスケアミーティングの企画についてのご意見と、それを踏まえてどう変えていったらいいかというご提案があるとありがたいです。
議長:初期、一番最初の頃からいる僕としましては、どんどん変遷してきていますから、20年たつとどんなテーマに変わるのかなと思うんですが、どなたかいらっしゃいますか。浪越先生。
浪越:実は内容と関係なく、この時期、うちはすごく田舎なので祭りとかすごい重なって、来たいといっても来られないんです。田舎というのは締め付けが強くて抜け出すことがなかなかできないので、できたら日程を少しずらしてもらったほうがありがたいとは、内容はちょっと、今言われても分かりません。
田中:10月のこの連休というのはもうお祭りがある時期なんですか。
浪越:そうです。10月の最初から。
田中:あ、長く続くんですか、1週間とか。
浪越:ですけれども、地方によって決めているので。
田中:ああそうか、一度にやるんじゃないんだ。
議長:私も岸和田なので、今日まさに岸和田の祭りなんです。岸和田市が2つに分かれまして、9月の祭りと10月の祭りがある。地元は私の所は10月なんです。まさに今日やっています。向こうにいてますみたいな感じです。
田中:そうなんだ。
議長:切実です、それはね。
どなたかご意見、お願いします。
林(浩):この間ヨシダで開催した杉山先生のセミナーがありまして、多分ヘルスケアの先生で来ているのは僕だけだったんですけれども、すごく外部向けというか、本当に全然ヘルスケアを知らない先生たちがいっぱい来ていて、結構満員だったんですね、あそこで。結構外部向けの講演というのもこれから大切じゃないかなと思っていて、来年そういうコンセンサスをつくるのも一ついいことだなと思うんですけれども、じゃあどういう活動をしているのかというのを、内部の先生たちはみんな分かるんですけれども、外部向けにどういうふうにアピールしていくかというのは、この間はICDASを使ってカリエスリスク・アセスメント、マネジメントしていくという話だったんですけれども、何かそういうのがあるといいのかなと。今日うちのスタッフがカリエスリスクのアセスメントをICDASを使ってやっているという発表をするんですけれども、そういうのが、ヘルスケアイコール、カリエスリスク・アセスメント、じゃあICDAS、何かそういうものがあると外部向けにもすごく分かりやすいのかなというのを感じました。
でも、すごくこの間の講演が面白くて、僕も何かすごく真剣に、外部向けの講演がすごく新鮮で、こういうことを聞いてヘルスケア知らない先生って分かるのかなとか思いながら聞いていたんですけれども、ちょっと感じたことです。ありがとうございます。
議長:ありがとうございます。丸山先生。
丸山:私ですか。過去3年、ヘルスケアミーティングのおよその参加人数はお分かりですか。今年、去年。
秋元:ほぼ260から290ですね。
丸山:それはあまり変わらず?
秋元:変わらないです。東京のここでやっている場合ですね。
丸山:おととしが神戸でした?
藤木:2014年に神戸でやっています。
議長:それは参加のメンバーも変わらないんですか、お顔ぶれみたいなのは。
秋元:意外に新しい方が多いということは言えます。だから変わるということですね。その人は翌年来ないことが多いので。
議長:問題ですね、それ。
秋元:基本的な、つまりオピニオンメンバープラスよくお顔を見る方というのは変わらないということは言えます。それはもう昔からですね。
杉山:非会員歯科医師というのが必ず毎年。
秋元:非会員は十数人いる。
斉藤:その人たちの動向がどうなっているんだか分からないんですけれども。周りにいるスタッフ、歯科医師だけじゃなくて衛生士も会員になっているので、なかなか歯科医師だけ向いて開催というわけにはいかないかもしれないんですけれども、ただ、やっぱり地方から、さっき、田中先生が連れてきたいようなって言っていただいたんですけれども、なかなか地方から複数の衛生士を連れて参加するというのはやっぱりきつい部分があるんですよね。
地方もちょっとできているところとできていないところがもちろんあるんですけれども、何かもうちょっと含めてですけれども、あるいはヘルスケアミーティングをやったことをダイジェストで地方で伝える場とかというふうな形にして、さあスタッフ全員連れていくぞみたいのがもっと身近な所であるような方向に行くとかというのはあれなのかどうかなと思って僕も聞いたんです。よう言わなかったですけれども。
議長:もっともな意見だと思います。もうお1方。
林:コアメンバーの方々の学会の運営方針って、会員を増やす必要があるのか、増やしたいのか、今の人数で質を求めていきたいのか、その辺によって方針が変わっていくと思うんです。今回、杉山先生の研修会にうちの次女も参加したんですけれども、一般の会員の先生方がヘルスケアに何を求めるかということで、やっぱり医院の経営を安定させるための一つの引き出しにならないかと、そこに意識が行っている人はこのヘルスケアをすることがどう患者増につながるかというのが一番の関心事なので、そうするとやっぱり経営を基にしてヘルスケアに興味を持つのか、純粋にカリエスから歯を守る、純粋に歯を守りたくてヘルスケアに関わるかによって、その今後の対策というか変えていく必要がある。
議長:今のも切実なお話ですね。杉山先生、ご回答を。
杉山:これはコアメンバーのコンセンサスかどうか分からないですけれども、僕は別に会員の数を追い求める必要は全くない。まあ一番でかかったのはこの間、日本歯科新聞ですけど、1万4,000人いるのがインプラント学会ですかね。次が顎咬合学会の8,000。口腔衛生学会とか。ヘルスケアは1,000ですか。
秋元:今、衛生士さんの正会員が、正会員制度になっていますから今は1,150ぐらいだと思います。ドクターは既に850を切っていると思います。
杉山:ほぼ設立当時のドクター数。
秋元:やっぱり設立当時よりは減っています。
杉山:あ、そうですか。まあ高齢化が進むということ、それから若い先生が2,000人しか卒業してこないわけですから、そのうち半数は女性ですからどれぐらいの人がそういう意識を持って会に参加してくれるか、その辺も僕はよく分からない。うちも息子がいますけれども、どうも積極的に行ってみたいという返事はあまりいないところですね。
だから、ここの人たちはほとんど危機感を持って、これじゃいかんということでこの会の設立に賛同してきた人が多いわけですけれども、新しい人たちはそういう意識は全くないですから、そういう人たちがどうやったら商売に関わるスタイルを、患者さんの健康を守るという歯科医療に関わり興味を持ってもらうかというところ、しかも大学ではそういうことをほとんど教えていないと。でも最初、みんなやっぱり削ったり抜いたり入れたりしたがるので、そこのギャップが僕もどうしていいかよく分からないんですけれども、ただそういうヨシダのようなセミナーに出ていくと、結構若い勤務医の人が出ていることは確かです。彼らがどういうふうに受け取って来てくれるかというところじゃないかなと思うんですけれども。すいません、まとまりがなくて。
だから決して数を追い求める必要はないけれども、会の運営上、やっぱり千、今の人数を切ってしまうと事務局も非常にいろいろ節約をしたり頑張ってくれているのですけれども、基本的な運営が立ち行かなくなるので、やっぱりやりたいことをやって200~300でもいいというわけにはいかないと思いますね。
そんなところです。
議長:ありがとうございます。来年のヘルスケアミーティングのテーマというところから少しずれていっているような気もしますが、毎回先生の思いがそういうふうになってくるのかなと思いますので、何回もお話しさせてもらっているのかなと思います。
議長に選出されたのはここで発言するなということだと思うんですけれども、ちょっとお聞きしたいんですが、どうしてもヘルスケア歯科学会を一言で言うととかいうのがもんもんとして、各先生方いろんな思いを持っていらっしゃると思うんですけれども、外部に対してはやっぱり一言で説明できる、こんな会だと言えるようなものが必要なのかなとは思っているので、もし仮に20周年を、盛大と言ったらおかしいですけれども、外部の人たちに向けてするのであれば、そういったものもテーマというか骨格の一つに据えていただきたいなとは思います。どんなものかは分からないですけれども。
ただ、林先生が先ほどおっしゃっていたように、ICDASだけではないんだろうなと思うんです。CAMBRAもありますしどうなのかなと思いますので、そういう懐の深いところが、広いところがヘルスケア歯科学会のいいところだと思いますので、ぜひともお願いいたします。
こんなところでまとめさせてもらってよろしいでしょうか。
では次に移らせていただきます。
オピニオンメンバー会議の積極的参加ということですけれども、これは秋元さん、よろしいでしょうか。
秋元:以前にもこのオピニオンメンバーの会議の場で委員会とか部会というのをつくる活動があって、その一つの続いているものが編集委員会だったり、あるいはちょっと変わった形でですが、先ほどの高橋先生が言われた企画育成委員会、要するに各種のセミナーやウィステリアのバージョンアップのような実に結び付いた、新しい人の参加を、比較的若い人をターゲットに考えていくという活動があるわけですが、もう少しオピニオンの先生方を中心に、つまりコアメンバーが中心にではなくてオピニオンメンバーの先生方プラス周囲の地域の会員という形でもう少しだけ活動を進められないかと。
その場合、そんなに能力やお金や時間を大して使わないで、そして参加することがなかなか役に立つというようなものにできないだろうかというふうに思っています。
ここのレジュメの中に書いているのは、幾つかのコアメンバー会議で出た案をただ書いているだけで、まだ決まっているわけではないんですけれども、例えば歯科衛生士のブランディングと書いていますが、ヘルスケアの歯科衛生士というものは、認定歯科衛生士というのがあるんですが、例えば歯周病学会にもありますし、それからさっき出ました幾つかの学会にもあります。紙切れ一枚出せばいいみたいなところもあります。
そうではなくて、歯科衛生士という職そのもののブランドを社会の中で高めていくという活動をヘルスケア歯科学会がもうちょっとやっていいんじゃないかと。つまり、それは歯科衛生士会がもちろんやる仕事でもあると思うんですが、歯科衛生士会が考える歯科衛生士像というのは、公衆衛生的なこともありますし、非常に広いわけですね。広くなければならないんですが、実際には歯科医師会に金魚のふんみたいに付いているだけ、独自の主張を持っていないという面がありますから、やはり長い目で患者さんと寄り添いながら慢性的な疾患を防いでいく、そして生活のQOLを上げていくというような、職業としての歯科衛生士というものを、例えば社会に対してどうアピールしていくかというようなことを考える委員会があってもいいんじゃないか。
例えばそういうところで、今度は別の委員会の仕事になるのかもしれませんが、この間認証の医院の議論がありますが、認証医院のメリットといいますか、認証医院のアドバンテージって何なんだろうといったときに、一番のアドバンテージは多分、認証医院というのは衛生士さんが勤務する上で非常に優遇されるといいますか、職業的に満足度が高いというようなことが言えるだろうということは、今後歯科衛生士さんが不足する中で歯科衛生士さんを十分雇用できるというメリットも認証医院にはあると考えられます。
それは、逆に言えば雇用条件を、例えばお休みであるとか育児休暇であるとか院内教育であるとかいろんな意味で優れている、あるいは仕事の面で担当衛生士制を取っていくとかいうような形で、働く場として優れているということが今度は歯科衛生士さんからヘルスケア認証医院というものに対してそういう像ができてくれば、お互い、田中先生の所はちょっと気に食わないけれども別の認証医院の所に行くというような、そういう意味じゃないんですが、場所が変わったようなときにも認証医院で横にいっていくということがあってもいいわけですよね。
そういうような、今2つの例を挙げましたが、ヘルスケアの歯科衛生士のブランディングといって、一般的に歯科衛生士とはと語らないけれども、ヘルスケア歯科学会であれば語れる歯科衛生士像というものを例えばDVD1枚にして、今はDVDじゃなくてもうちょっとネットでやるんでしょうけれども、そういうものを高校の進路指導の全国の先生に例えば送っていくというような活動を、ヘルスケア歯科学会の歯科衛生士ブランディング委員会というのを作ってやってみるとかというのはどうだろうというような案なんですけれども、基本的にヘルスケア歯科学会がやっていること、リーダーシップを取ってやるべきこと、さっきの杉山先生が言ったACFFみたいなものも、過去に言われてきたものとは少し内容的にも、特に言葉の中でCaries-Freeという言葉ではなくてCavity-Freeという言葉を使っている点にも特徴があるわけですけれども、さらに国際的な連合の中で活動すれば日本の診療報酬制度に圧力を掛けていくとか、あるいは教育や国家試験の内容に圧力を掛けていくとか影響を与えるという可能性が高まるわけですよね。
そういうことを、全体としてもやるけれども、もうちょっと細部を委員会をつくってやるとかというような、オピニオンメンバーの人が、皆さんが中心になって、もっと簡単なのを、もうちょっと使える頒布品を作ろうやというのをやってみんなで簡単に作るというようなことから、どんなものでもいいと思うんですけれども、奉仕するとか労力を使うとかというのではなくて、参加することで先生方皆さんのためになってプラスになる、もうちょっと言えば、個人的な利益だけではなくてヘルスケア歯科学会がやってきたような仕事を全体としてしやすくなる、その評価を高めることができるというような活動を、それほど強い責任を持たずに、つまりできなくてもしょうがないという程度のことなんですけれども、やろうという、するという活動を始めてみたらどうだろうかという提案です。
それはいろんな、小さな活動があっていいと思うんですけれども、それをできれば全てのオピニオンメンバーの方が何か1つぐらいには参加していくという形を取れないものだろうかということをコアメンバーで話し合ってご提案しているということです。
議長:コアメンバーからの提案ということで理解してよろしいですね。
秋元:はい、そうです。
議長:これは協議ですね。
秋元:「こういうのを、じゃあやろうや」という意見が出て、それに「私は参加します」というのが出るのが一番いいんですが、そんなもの出ないだろうと思うので、例えばさっきの20周年というのも、20周年いろんなことやろうと考えているんですけれども、別に具体的な案は一つもないわけですよね。そしたら、例えば20周年記念誌をやるぞと今、雨宮先生が言ったら、多分20周年記念誌をやることになると思いますね。つまり、コアメンバーが今20周年記念をやらなきゃなと思っているけれども、他にもやることはたくさんあるから、全然リーダーシップをそこに発揮できていないんです。でも、20周年記念誌は別に杉山先生が中心になってやらなきゃいけない話じゃないですよね、考えてみたら。
これは今まで、今いる人が、みんなが「私のヘルスケア20年」というのを原稿用紙1,200字ずつ書きますというのが集まって、それは恐らくさまざまになると思うんですよね、院内教育どうやっていったか、あるいはどういう失敗があったか、始めてうまくいかなかったかという話があるのかもしれません。それがたくさん集まれば意外に資料としてこれからのことを考えるときに役に立つようなものかもしれないと思えば、それほどすごい労力じゃなくて、20周年記念誌はできると思うんです。そういうような発想です。
つまり、予算はあるの?そんなすごい学会じゃないんですよ、この会は。思い付いて手を挙げれば予算ぐらい付いてくるというか、予算がないとかあるとかじゃなくて、はっきり言うとそんなもの決まっていないんです。だから、必要であれば動くと思います。ああみんながそれは必要だなと感じるような案があれば、それについて動いていく。でも、「いや忙しくて、家族にいろいろあって結局できませんでした」、だから責任を追及して、みんながその人に対して非常に厳しい目を向けるかというと、そういうこともないわけです。忙しかったね、無理だったねというのだって許されるわけです。
提案するのもやや気楽に、やるのもやや気楽に、やめるのも気楽にというぐらいの感覚で、でも面白いからやってみようと。で、本当にこれは役に立つぞというようなぐらいの感じじゃないと提案できないです。でも、そういうことは面白いじゃないですか、やりましょうよというようなことです。
宇田川:面白そうなんで、今の提案をすごくありがたく。江戸川区の宇田川です。今個人的にいろいろやっていることがあるんですけれども、各先生方の診療所、皆さんそうだと思うんですけれども、衛生士さんの雇用というのがすごく僕らにとって切実な問題。あるいは歯科医師勤務医の先生方の雇用というのもすごく切実な問題。
多分先生方それぞれが個人的に「私たちこういうことやっています」というのは、多分学校に行って講演したりとか、あるいは卒業生について就職課の先生方と懇談したり、多分やっていると思うんですけれども、それを今のブランディングじゃないですけれども、日本ヘルスケア歯科学会の会員ですよ、こんな感じでやっていますというふうにお墨付きをいただければもっとできるかなと思っています。いろんな衛生士学校にアプローチしながら、多分先生方も個人的に努力されていると思うんですけれども、それを集結してしまえば多分「ヘルスケア歯科学会、就職先、いいよね」いらっしゃると思うんですけれども、お墨付きをいただけるんじゃないのかなと。
ちょっと個人的な話なんですけれども、先日大阪から東京の私の所に面接に来たいという方が来られたんですけれども、本当に大阪大学の誰々教授から「ヘルスケア歯科学会はいいよ、そこに行ってきなさい」といって、ホームページから見て来てくださった方もいらっしゃいました。そのような形のブランディングをいただけたら、喜んで僕はやります。
秋元:じゃあ1人決まりました。
落合:お世話になっております。歯科衛生士の落合です。主人の仕事の都合で埼玉から兵庫に転勤しまして、第2子の出産もありまして、今は全く臨床に携わっていない状態なんですけれども、このようなヘルスケアの会員であることがきっかけで多くの皆さまとつながっていられる状況にあることをすごくうれしく思っています。
自宅の近くに幸いに樽味先生がいらっしゃるので、いろいろとご協力いただいたり、ちょっと再就職なんかもお願いしようかななんていう魂胆ではいるんですけれども、ブランディングという意味では、兵庫県の歯科衛生士がすごく盛り上がっていて、復帰組をどうするか。私は、今第2子が生後5カ月なので身動きが取れない状況ではあるんですけれども、復帰するときに一定の給料がないと仕事できないんじゃないかなとか、子供を預けるということになると思いますけれども、預けて働くときに、やっぱりスキルがなくて自信がないから歯科衛生士を辞めちゃおうとかがすごく多いと思うんです。
なので、認証診療所とかそういったところの一つのアイデアとして、復帰組のセミナーをやるとか、一定のそのノウハウもだいぶたまってきてあるので、復帰の人のためのセミナーを対外的にやると。対外的にやった方がヘルスケアの診療所の先生の所に再就職したりだとか、一つの本当に今ぱっと思い浮かんだアイデアです。ヘルスケアの先生の所に研修みたいな形で参加するとか、セミナーももちろん参加して、やってみたいなという衛生士さんが、じゃあ認証の診療所に1週間お試しで実習してみるとか、認定衛生士と一緒に仕事をしてみるとか、そういうことで本来の歯科衛生士のあるべき姿というのを思い起こしてもらって、新たな復帰後の目標にしてもらって。
それが、たまたま認証診療所が自宅から近ければ、復帰したときにそこに就職するという形ができれば、子供がいれば変な話、そこからの転勤とか大きなことがなければ歯科衛生士の雇用というのはある程度長く続くんじゃないかなというようなもくろみもあったりするので、そういった私自身の体験として復帰組のサポートを何かヘルスケア歯科学会としてできると、もっと全体的に衛生士が、臨床に復帰するような手助けになるんじゃないかななんていうふうに思いました。
以上です。
樽味:例えば、アイデアを出してあとは例えばブランディングとかを含めて、ちょっとプロに頼んでうまく作ってもらって、僕らは地域の診療もありますので、その片手間でやるのはやっぱり限界があるなと思いますから、アイデアは出すけれどもあとお願いみたいなところって。
秋元:できると思います。ただ、じゃあアイデアを出しますと、プロがネットで衛生士さんの仕事はこうだよというのを、高校生でも誰でもが見られるようなのを作りますと、1,200万かかりますと、これは多分駄目だと思うんですよね。だけどそれが120万でできるんだったら、みんなが「うーん」と言いながらできるかなというぐらいのことだと思います。
樽味:例えば、その外注先で心当たりとかは。
秋元:それは、何をするかによって選ぶことはできると思います。ただ、例えばデザインだとか、ホームページだとかというのはピンからキリ。ピンからキリというのは、質が良くて高いというところもあれば、質は悪いけれども高いというところや、逆に非常に安いけれども質がいいというものがある世界ですよね。だから中身が分かりにくいということですから、そこはだまされないでやらなきゃいけないと思います。非常にコストがかかるけれども、出てきた仕事は良くないということはあるわけですから、だからそこは何でもいいという分野ではないと思いますけれども、みんな自分で汗してやらなきゃ駄目だというわけじゃないよね、別に。できるだけみんな汗かいたほうがいいという、そういう雰囲気ではありますけれどもね。
F:先ほどのお話の中を整理すると、オピニオンメンバーの人たちはちょっと何がしかの仕事をしてほしいというのが一つあるじゃないですか。それはそれでよくて、あとはどういう意見をもっと活発に、念入りにそれを上げていきましょうとか、あるいはじゃあこういうことを進めていきましょうというときに、多分リーダーシップがうまく取れるような組織図的じゃないので、例えば関東と関西で誰かつくっておいてその人たちをちょっと集約して、例えばコアメンバーに上げるとか、そのほうが動きやすいのかなとか思ったりも今ちょっとしたんです。
秋元:オピニオンメンバーの中の組織づくりですね。
F:何となく、衛生士さんも含めてですけれども。さっきのヘルスケアミーティングの部分とか、20周年のその会の正会員の中で衛生士さんの数も相当多いですから、衛生士さんが魅力ある演題とか、衛生士さんの目が見てることも反映できるようなふうになったらいいなと思っています。
以上です。
議長:ありがとうございました。
F:だから、ちょうどウエストがあったりとか関ヘルがあったりとか兵庫ヘルスがあったりとか東京もあったりとか北海道もあったりとかしますから、その地域地域で何かオピニオンの人たちの連絡係みたいなのがあってもいいかなとか、ちょっと。
議長:多分あるんでしょうね、東京は東京で多分やっているでしょうし、関西も今やっていましたですし。
こんなもんですか。
議長:時間がそろそろ。
河野:この話は随分前にした話なんですよ。随分前というのは5年とか6年とか7年前にやっぱり秋元さんからの提案で、もっとオピニオンメンバーの活性化を図りたいと、参加意識を持ってほしいということで委員会を提案して、オピニオン全員を割り振りました。メーリングリストで議論をしてくださいと言いました。ところが、ものの数カ月もたたないうちにほぼ消滅したという過去があるわけですよね。そうすると、じゃあ今回のこの提案はどこが違うのかというと、今のところあまり変わらないような気がするんです。要するに、このままだとまた同じように無理やり全員を割り振ろうと、秋元さんはそういうふうに考えているんですけれども……。
秋元:いや、考えていないですよ。
河野:それはあまり意味がないと、僕はね。そうじゃなくて、ただこの会の運営というのはコアメンバーというこの10人弱の人間が一応任されてというか選ばれてやっているんですけれども、それほど大変なことをやっているわけではないんですが、例えば今日のこのヘルスケアミーティングを企画して、どんなものにしていこうか骨格が決まれば、じゃあ実際どうやっていくかというのを議論するだけでも本当に1年の大半を使ってしまうと。この人数でさらに新たなことをやっていこうとなると、やっぱりマンパワーが圧倒的に不足しているわけです。そこを何とかオピニオンメンバーと連携を取りながら、コアメンバーが中心になってコアメンバーだけでやるんじゃなくて、オピニオンメンバーも少し参加してもらえないかなというのが正直なわれわれの気持ちです。
オピニオンメンバーの立場からいえば多分、会の運営にはあまり興味がないという人はいないと思うんです。なぜならば今日ここにこうやって来ているわけですから。ヘルスケアミーティングがあるというのもありますけれども、そのヘルスケアミーティングにお金を払って参加するという、それだけの行動力というか吸収力があると思いますので、「俺は会の運営なんかやらないよ」とか、興味がないよという人はいないと思うんでね。
ただ、やりたくもないというか、何となく割り振られて、これとこれとこれがあるからどれをやりますかみたいなことを言われてもあまり動かないんじゃないかなと思うので、今幾つか、3つぐらい意見が出ましたので、ぜひもうちょっとこんなこともやったらどうとか、こういうのはどうというのをもうちょっと皆さんから意見をいただいて、その中で、じゃあこれはやったらいいんじゃないかというようなものについて、オピニオンメンバーのメーリングリストに提案をして、そこに参加してくれる方を募ってうまく人数が集まればそれで進めていくと。
あるいはどうしても集まらなかったら個人的にお願いするという形で、今コアメンバーだけではうまく回っていない事業というんですかね、皆さんからもっとこういうことやったらいいんじゃないかということを皆さんの力をかりて今後やっていけたらなというのが今回の趣旨じゃないかなと私は思っています。
以上です。
議長:ありがとうございます。
山田:山田です。いろいろ言いたいことがあるんですけれども、どれをどう話していいかよく分からないんで、順番に話していきます。
まず現状として、さっき落合さんが言った復帰支援というのをやるのはとてもいいかなと思いました。実際、東京都歯科衛生士会の議題で、ついこの間、今年の7月の終わりから8月にかけてなんですけれども、太陽、うちの学校で就業支援というのを1週間のコースとして引き受けたんです。ものすごい大変だったんですけれども、東京都歯科衛生士会に文句を言うわけじゃないんですけれども、あちらの方たちは何もしてくれないんですね。全部丸投げで何の準備もしてくれずすごく大変だったんですけれども、恐らくヘルスケアだったらすごい準備、システムなんかも、内容についてもそうだし、あと実習の内容だったりとか講師だったりとかってすごく煮詰まっていくと思うし、あとは内容に合わせた受講者を集めることもできるかなと思うんです。
この間やった東京都歯科衛生士会の就業支援はかなりいろんな方が集まって、衛生士やったのかなというふうな方もいれば、経験があってブランクがあってという方ももちろんいたんですけれども、とにかくいろんな人が来てしまうというところも念頭に置かないといけないのかなというところはあります。
あと、高校にも職業案内じゃないですけれども、行ったりするんですけれども、歯科衛生士という職業に興味を持つ学生がいないんです。大体先生から言われて、「あなたは衛生士しかないんじゃないの」と言われたから来てみたみたいな感じの学生が来ることがほとんどで、何人も受けてくれるということはまずなくて、大体1名とか2名ということがざらなんですね。なので、多分高校の先生も衛生士というものに対して知識が全くない状態だと思うので、そこにアプローチすることも必要だし、親御さんだったりとか学生自身もそうなんですけれども、そもそも来てくれないので、来てもらうためにはどうしたらいいかということを考えなきゃいけないのかなというふうに思いました。
それから、今回の20周年というところも含めて、盛り上げたい気持ちは私たちもやまやまなんですけれども、何をしていいか分からない状態だと思うので、出た意見を片っ端からやっていくのも一つだとは思いますが、せっかくのヘルスケアといういい学会なのに表にあまり出ていかない傾向があるなというのが一般化していて、せっかくだからこういう学会があるよというのを教えてあげたいし、学生にも教えたいし、参加してほしいし。
それから勤務医の友達もたくさんいるんですが、勤務医の友達は、ヘルスケアの歯科医院に勤務しているときはヘルスケアに参加しているけれども、辞めてしまったと同時に会員からは退いてしまう方がかなり多いと思うんです。それを継続するためにはどういうことをしていったらいいのかというところもここに関わると思いますし、さっき宇田川先生が言っていた保険の請求のことも含めて絡めていければ、若いドクターや何かを取り込む効果があるんじゃないかなというふうにも思いましたし、あとは衛生士が集まるためには、今回はカリエスがテーマでしたけれども、カリエスがテーマだったので、次はペリオを展開するとかということでも衛生士が集められるのかなと思いました。
あと、さっき出たんですけれども、託児があったらいいなという。東京都歯科衛生士会のときも、託児があったことによって結構参加者が集まってきたりもしましたので、そういうのも。
議長:予約制ならありました。託児は昔はありましたよ。そうですね。
斉藤:この間札幌でワンデーをやったんですけれども、このときに藤木先生のところの医院で使っている資料とか患者さんに配布するものをチェックしていたんですけれども、そうするとやっぱり見ている人が、こんなの欲しいよねと、うちでも作りたいんだけれどもなかなかねという声が結構あったんですね。
なので、そういうのが会としてあったらいいよねという意見があったということは、自分のところではこれをやりたいんだけれどもなかなか無理だよねとか、こんなのがあったらいいよねということって、その配布資料だけに限らずあるじゃないですか。そういうのをこの会を利用して作ってもらいたいとか、そういう小さい考えでもいいと思うんです。うちでこれをこうやっているとか、これが欲しいとか、こういうアプローチがしたいよね、でも、自分のところではできないし私の力ではできないよねということがあればやるとか、そういうところからの発想というかアイデアが出てくるんじゃないかなと思いました。
議長:以前セミナー委員みたいなのをやったじゃないですか。ああいうイメージ。
林(由):福田デンタルクリニックの林です。先ほど落合さんから衛生士会の話があったんですけれども、先日兵庫県の歯科衛生士会からの依頼で歯周組織検査のセミナーをほしいということを言われまして、実は、それは本当は落合さんのほうの話だったんですけれども、落合さんはお子さんがいらっしゃるので難しいということで、私と菅根とでしてきたんですけれども。
実際参加者は、ふたを開けてみると歯周組織検査は初めてしますという方と、長いことブランクがあって久しぶりにするというような参加者はたくさんいらっしゃって、模型を使っての実習からしたんですけれども、プローブのかどっこまで突き刺す受講生がいっぱいいまして、「これは、今からする相互実習ではしたら駄目よ」なんて言いながらしたんですけれども。
ですので、落合さんが言われた、やっぱりそういう、私はこれからもこういうのをしていきたいなと思いましたし、歯科衛生士さんの方からもすごく喜んでいただけたのでもっとしていきたいなと思ったんですけれども、落合さんが言われたような方向では考えなかったので、ヘルスケア歯科学会が担当してどんどんやっていくような。
議長:ありがとうございます。
小さな悩みとか小さなことでも、さっきの配布物みたいな懇親会というお酒の席でどんなんやってんねんとか見学に行った先でもらってきたりとかしながら情報収集したりとか、何人か集まって、うちの医院で患者さんに配っている冊子なんかは、藤木先生を中心に数名の関西のヘルスケアのメンバーが集まって作らせてもらって、秋元さんにお願いして大量印刷してもらって単価を下げたみたいな経験がありますので、きっといろいろとあるんでしょうね。
山田:この間、広島の歯科衛生学会に行ってきたんですけど、ポスター発表とかはすごいしていたんですが、人数がとても集まりすごい大盛況の中終わったんですが、ただ、内容としてはちょっと……ちょっとというか、なんですけれども、ちょっと物足りないかなという気持ちもしたんです。ヘルスケアだったらやっているのにみたいなことだったりとかが結構あって、例えば歯科衛生学会にヘルスケアで何かポスターなり発表なりなんていうことをすることはできるんですか。
秋元:山田さんが発表するんではなくて、学会として学会に発表するということですか。
山田:学会として。
秋元:やっぱりヘルスケア歯科学会と今の歯科衛生学会を比べれば、歯科衛生学会というものが学会っぽくなったのはこの3年ですよ。ヘルスケア歯科学会が学会らしくまだなっていない。分からないけれども。どうでしょうかね。
ヘルスケア歯科学会として、ヨーロッパ全体とかアメリカ、世界全体の中で日本のような制度を持っているところは非常に例外的だから、かつその中でデータもちゃんと持って比較的類似の診療をしているというところからデータを出すことができるという意味では、ヘルスケア歯科学会というのは、世界の中でも初期のペリオとカリエスに関しては恐らくトップクラスに既にあるわけです。歯科衛生学会は、病院歯科衛生士に関する研究報告ではかなり大事なところにありますが、今言ったような項目については恐らくゼロに等しいわけです、全く。だから、学会としての能力からいえば全然ヘルスケアのほうが高いわけです。
比較は簡単ではないですが、僕なんかの認識ではわざわざ今さら歯周病学会に持っていかなくて、ちゃんとユーロペリオに出したほうがいいんじゃないかと。ヘルスケア歯科学会として10人がまとまって仕事をするならば。歯周病学会に持っていっても十分な評価を彼らはできないだろう。だからそれはもう越えちゃったほうがいいな。
むしろ、日本の大学の先生方はもっと長期の臨床であるとかヘルスケア歯科学会の医院を巻き込んで臨床研究をされる、明日の山下先生なんかも今回来てくださるきっかけは、米子のワイエイデンタルとの連携を大学院でしているというところがきっかけだったんですけれども、むしろ臨床医、その中でもきちっとした仕事をしている臨床医に学ぶというのが恐らく大学の中でも出てきているわけです。
さっきから杉山先生が幾つか出されたものと、杉山先生が非常に熱心にやっているからできていることなんですが、東京歯科大の新谷先生との研究、それから上條先生のところ。それから福岡歯科の内藤先生のところは幾つもあって。その中の一つの歯肉の着色も実はなかなか苦労して、研究自体も苦労したけれども、アクセプトもなかなか厳しかったんですが、やっとアクセプトされた。あの1論文ではなくて今2本目、3本目を加藤先生がやってくれています。そういう意味でいうと、ヘルスケア歯科学会がやっている今の臨床研究という意味ではかなりレベルの高いものになりつつあるんです。
例のカリエスリスク・アセスメントに関しても、われわれはこの学会あるいは研究会をつくったときに、もっとたくさんこういう研究あるんじゃないかと思ってスタートしたんです。よく調べてみると本当にないんです。根拠があってではなくて、根拠を作りつつやっているというところが実態なんです。そういう意味でいうと、よくどこの学会でもエビデンスを作るということを言いますけれども、そういうことが着実にできている臨床系学会というのはないんじゃないと僕は思います。
もちろん大学が中心になってやられているものは、調査手法としてはもっとちゃんとしています。でも、今度は臨床の現場がないということがあります。だから臨床の現場があって、基本的に研究のデザインをしっかりして、みんなが同じような方法、つまりキャリブレーションを取ってやりましょうということが今できているものが日本でどれだけあるだろうかということです。
という意味でいうと、ヘルスケア歯科学会も本当に山田さんプラス3人が衛生士学会にぽんぽんと投稿していくということがあっても全然おかしくない。山田さんが何人かの先生に協力を依頼したらできますよね。そのデータはもう衛生士学会のメンテナンスを中心にした開業医の研究としては、恐らくすぐトップクラスになると思います。他にないんだから。だからそれぐらいの位置付けでお考えになっていただいていいと思います。
そういうことを通じて常々、ヘルスケア歯科学会の露出度が少な過ぎると皆さん言われるから、そういうことで皆さんがスターになっていくということがヘルスケア歯科学会のブランドを上げる一番の方法だとは思うんです。ここにいる人は全員がスターだぐらいに自覚すると。自分が出ていくというぐらいのことがあってもいいと思うんだけれども、ヘルスケア歯科学会も控えめですが、皆さんも控えめだから、ヘルスケア歯科学会だけに責任があるんじゃなくて皆さんもやや控えめ過ぎると思うんです。
だから露出度が少ない。ここのところ杉山先生は結構露出していますけれども、でも露出したときに露出の仕方が、「オレが、オレが」というふうに露出しないじゃないですか。そうすると露出しているんだけれども、大した会でもないんですけれどもみたいな感じになっちゃうんです。
議長:ありがとうございます。ヘルスケア歯科学会は自信を持っていいということですね。
雨宮: 雑談ついでなんですけれども、やっぱり確かに林先生が言われたように、前、杉山先生がヨシダで結構継続的にやっていらっしゃって、あれはたしか毎回100名以上集める能力があって、しかもそれは結構決して安い金額ではない金額でやっていらっしゃると思うんですけれども、そんなに集まるんだけれどももっとヘルスケア歯科学会にはやっぱりその約2.5倍ぐらいしか来ないというのは、そこは一体何なんだろう、ちょっとそれは疑問を感じるところではあります。
あと、一般会員からはこっちでやっているならこっちはもうどうでもいいんじゃないのみたいな扱われ方をされるんじゃないかなというのは、ちょっと危惧するところではあります。
あと、山田さんがいろいろおっしゃっていた復職支援について、神奈川県歯科医師会でもやっているんですけれども、やっぱりヘルスケアの検定衛生士会とか基礎コースで行っているようなレベルではなくて、本当に衛生士学校を卒業したようなレベルの方々を対象にしなきゃいけないところから始めるので、結構大変じゃないだろうかなというのは、ここは3年ぐらいたしか神奈川県歯科医師会でやっていますけれども、難しいけど、やっぱりということで、パートでもいいから働きたいという人がいます。一生懸命、支援はしています。
あと、今回も結構制度が変わって、正会員の衛生士は結構増えたんですけれども、それは大井先生は結構前危惧されていましたけれども、いい面もあって、今回各個人にニュースレターが行って、あと各個人で参加をするシステムが結構出来上がってきているので、やっぱりうちなんかでも個人で参加するという人が結構出てきたんですけれども、それで今回も1日目の内容がどうしても午後2時半からになってしまうので、家族持ちの衛生士さんだとどうしてもそこから参加するというのが難しいケースもあるので、1日目の時間とかをちょっと工夫していただけると、先ほどあった託児なんかもそうでしょうけれども、工夫していただけると1日だけ参加するという衛生士さんもより参加しやすいようなシステムにしていただきたい。
2時間半とか3時間ですと、遠方から来る方、宿泊される方はいいんでしょうけれども、逆に近隣から、東京、近隣という表現をしますけれども、そうすると大体1時間から2時間ぐらいかけて来て、やっぱり2~3時間で帰るとなると、もうちょっと時間が欲しいなというのはうちのスタッフさんは正直申しておりましたので、ご配慮いただけると助かります。
秋元:スタートをもっと早くするということですか。
雨宮:できれば、1日目、1日だけしか来ないという人もいると思うので、そこら辺は工夫していただけると非常に助かります。
あと最後、すごく細かい話なんですけれども、会費納入の紙が来るんですけれども、「コデンタル」というふうに書いてあるんですけれども、今、医科のほうでも「コデンタル」「コメディカル」とか「パラメディカル」いう表現はしないので、できれば「デンタルスタッフ(歯科衛生士)」「(歯科助手)」「(受付)」とかと書いてもらったらよりいいのかなとご提案をさせていただけたらと思います。
秋元:「パラ」は寄生的な言葉ですが、「コ」というのは横並びですから、多分「パラ」を「コ」にしようというのは医学系ではずっとやったんですが、コメディカルという言い方を、今はしますから。
雨宮:「コ」もたしか今使わない。
秋元:いや、今「コメディカル」というふうに使うんですがね。看護師とかST、PTということを言うときには「コメディカル」というふうに言うと思いますよ。
議長:ありがとうございました。そろそろお時間が迫っていますので、この辺で議長を、会議を終了させてもらいます。本日は会議のご協力ありがとうございました。では、議長をこれで終了させていただきます。(拍手)