オピニオンメンバー会議(第4期 第1回,2017年3月)議事録
日本ヘルスケア歯科学会 社員総会
(第4期第1回 オピニオンメンバー会議)
議事録
日程:3月5日(日) 午前10時30分より12時30分
会場 : 東京八重洲ホール 地下ホール
記録者:澤幡 佳孝
代表杉山精一の挨拶の後、議長に斉藤健さんを選出し、オピニオンメンバー会議を開催した。
議長の斉藤健さんは、オピニオンメンバーの定数が64名に対し、出席43名、欠席21名うち委任状19(議長委任16、その他3)で会議の成立要件を満たしていることを確認、成立を宣言し、議事録署名人に澤幡佳孝、落合真理子を選任し、議事に入った。
第1号議案 平成28年度事業報告および決算報告
(1)平成28年度事業報告
記載事項を読み上げた後、平成28年度の事業について説明した。
- 2016.2.21:藤木先生中心のウィステリアベーシックセミナー
- 2016.3.13:オピニオンメンバー会議併催セミナー
長崎大学の久保先生による「根面カリエス」のセミナーを実施
- 2016.6.12:カリエスリスクマネジメントセミナー
当会がその改正の下支えとなった初期う蝕の管理にかかる診療報酬規定の改正に伴い、杉山先生を中心に小冊子を作成しセミナーを実施した
- 2016.7.17: 札幌ワンデーセミナー
- 2016.7.3: 認証ミーティング 併催セミナー
宮本先生、浪越先生の医院が認証診療所になリました
- 2016.7.17 : 札幌ワンデー
- 2016.7.31 : チーム医療実践セミナー(仙台)
東北に核となる医院を作るために実施
- 2016.10.9 : オピニオンメンバー会議
- 2016.10.24: コアメンバー会議(リアルコア会議) 丸1日実施 年1回実施している
- 2016.10.9-10 : ヘルスケアミーテイング2016
- 2016.12.4 : 大阪ワンデーセミナー 多くの参加があり、たいへん盛況だった
主な事業ごとの収支を示した(別表1,2)
(2)平成28年度決算報告
記載事項の読み上げの後、秋元から報告
決算は、公益法人では正味財産増減計算書の形をとる。元にあった財産からいくら増えたか、減ったかの報告をする。平成28年度の経常収益は25,731千円(対前年度比5千円減)、経常費用は25,674千円(対前年度比34,82千円増)となり、正味財産は、前年比微増(56千円増)となった(昨年は約3,544千円増)。
貸借対照表(別表3)、正味財産増減計算書(別表4)
・収入では、受取会費は微減(約120千円減)、事業収益は微減(86千円減)うち企画商品販売収入は増加(154千円増)。
・会員数は、前年に対し歯科医師正会員の入会者が52人(前年は54人)で19人減少の805人、歯科衛生士は入会者82人(前年14人)で50人増加の339人。
・費用では、事業経費が大幅増(3,667千円増)で、これは事業費のうち旅費交通費(2,201千円増)、諸謝金(985千円増)の増加によるもの。これは、前年末に収入が計上された歯科衛生士育成コースおよび宿泊型実践セミナーの費用が会計年度をまたいで支出され、28年度に費用が偏ったことによる。
・事業収益のマイナスが生じたため、消費税は還付となる(前年は約110千円支払ったが、今年は約950千円戻ってくる)。
鈴木正臣先生の監査報告(監査報告書;別表5)の後、
【質疑応答】
大井先生:会員数が800人を切ると会として運営が危ぶまれるのですか?
秋元さん:経常的な経費を賄えなくなると、実質的な活動の予算がなくなり、アクティビティが著しく低下する。今期と同じように歯科医師の正会員が減ると、歯科医師正会員は次年度には800人を切ってしまう可能性が高い。歯科衛生士会員は増えているが、会費が安いので収支が厳しくなる。ただし実際には正味財産は増えている。目下のところ、それほど心配ないのではないかと思われる。
大井先生:800人という規模の団体は全国的に見てどうなのでしょうか?
秋元さん:800人という規模は歯科の学術団体としては小規模である。臨床歯周病学会では、2,500人ほど。1000人以下の小規模の団体としては、小児歯科単科開業や矯正単科開業の団体で、400人規模のものもある。
質疑応答の後に、決算報告に対して挙手にて同意が得られた。
第2号議案 第4期コアメンバーの選出
冒頭、コアメンバーを留任しない旨意志表示している河野先生に、挨拶を促した。
河野:12年前からコアメンバーになった。DHの育成コースやガイドラインの作成など湧き上がる想いがあったが、最近はそういう思いがなくなり惰性になっている気がする。これからもこの会の存続のために自分がコアメンバーを辞退して、若い先生に入ってもらったほうがいいと判断した。林先生に入ってもらおうと思い、ご本人の了解を得た。会を辞めるのでもオピニオンメンバーを辞めるのでもない。当分の間、育成コースも責任を持って取り組んで行くので、今後ともよろしくお願い致します。
留任するコアメンバーのほか、林浩司さんが新任候補として承認を受けた
信任を受けた第4期コアメンバー候補者は以下のとおり。
留任
田中 正大 98-0291 埼玉県川口市
藤木 省三 98-0296 兵庫県神戸市
秋元 秀俊 98-0330 東京都文京区
千草 隆治 98-0538 福岡県北九州市
杉山 精一 98-0670 千葉県八千代市
岡本 昌樹 98-0863 栃木県栃木市
斉藤 仁 99-0186 北海道札幌市
高橋 啓 M3-0090 愛媛県南宇和郡
新任
林 浩司 M4-0346 栃木県真岡市
監事
鈴木 正臣 98-0965 埼玉県蓮田市
議長は、新任の林先生に挨拶を求めた。
林:栃木県の真岡市からきました。河野先生の推薦によりコアメンバーになりました。正会員が減っているのが気になっています。今後これから盛り上げてていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
第3号議案 平成29年度事業計画
企画育成委員会高橋先生から
2月のウィステリアセミナー(大阪)はすでに実施しました。2月の第3日曜日でこれからも毎年開催したいと思います。今年は5月に東京ベーシックセミナー「ヘルスケア診療とは?」を大いに語ってもらいます。東京でこのような形のセミナーを常設していきたいと思っています。東京でやることに意味があると考えております。皆さんにも応援してほしいです。どうかご興味のある人にこのセミナーがあることを伝えてください。
今年の認証ミーティングは企画育成委員会が引き受けました。今回に限っては、「ヘルスケア診療所とは?」「認証とは?」を語っていただき、参加するだけでも勉強になることを考えています。
11月の仙台セミナーは中本先生、田中先生を中心に頑張ってもらっていますので、今後も応援していきたいと思っております。9月と来年の2月に宿泊型セミナーを実施しますので、若いドクターのご紹介をお願いします。
前年度では、応募者が多く、20人まで参加者数を広げました。頑張りたい人を集めたいので、どうぞよろしくお願いいたします。
次期ウィステリアの開発を企画育成委員会でも考えています。ファイルメーカーに沿った開発になります。あったらいいなという機能を盛り込んでいきたいと思いますので、ご意見をください。11月には福岡でもウィステリアセミナーを開催予定です。ウィステリアセミナーの講演の様子は「ウィステリアクラブ」のサイトにアップしております。どうぞご覧になってください。
河野先生から
DH育成コース関連に関して、日程どおり行います。関西でも相互実習会や検定会をやってほしいとの声がありますが、
具体的には、神戸の丸山先生が担当していく予定です。
杉山先生から
ヘルスケアミーティング2017について 日程:10/8-9 交流会・懇親会・ポスター発表あり
岡本先生から
例年と同じようにポスター発表をします。演題は自由。なんでも結構です。展示をお願いいたします。メーリングリストへの問い合わせも受け付けております。展示される方は、岡本先生、事務局までご連絡ください。
秋元さんから
事業計画の中の20周年記念行事について
本会設立から20年経ちます。20年の行事として、来年度の会誌に20周年記念のページをプラスαする。その趣旨は、20年のあゆみ「記録を残す」ことで、客観的な事実をニュースレターから抄録し、また会員の皆さんにエッセイを書いていただくことを検討している。この会にどう関わったか、ご自身の診療室でのヘルスケア診療の経緯、ご苦労、地域へ広げる活動、全国のヘルスケアグループごとの報告ー何をやってきて、どういう想いを持っているかの報告、これらをメインに20周年のページを構成する予定。
この事業を「20周年記念特集委員会」として委員長に鈴木正臣先生にお願いしたい。
鈴木先生が、ヘルスケア歯科学会は、歯科医療の「良心」に触れられるので、私はヘルスケアに属しているのが嬉しいと常々んおっしゃっている。この事業には鈴木先生が委員長にふさわしいと判断した。鈴木先生が自由にできる予算を20万円としたい。運営は鈴木先生に一任いたします。
鈴木、昨日ご連絡をいただき、大役ですが光栄なこととお引き受けすることにしました。皆さんご協力ください。
以上事業計画の報告の後、賛成多数の挙手により承認が得られた。
ひきつづき、参加オピニオンメンバーから、主に20周年記念特集について意見を求め、
12時30分に閉会した。