Webセミナー_2023年6月11日(日)
6月11日(日) 午前10時~(約2時間:途中休憩1回含む)定員100名 どなたでもご参加出来ます。
Webセミナー 3,000円(会員特典:1か月の動画アーカイブ視聴)
歯科矯正専門医として
伝えたいこと
パネリスト 有松稔晃(会員)
福岡県北九州市開業
サポートメンバー 藤井俊憲(Web委員)
講演内容
いわゆる不正咬合と言われる状態に対する予防治療に関しては、う蝕や歯周病と同様な意味での病因論は確立されておらず、現状において、特に出生後の環境的要因である不良習癖に重きをおいた、様々な予防的な試みや、機能訓練が行われていますが、その効果に対する臨床例の蓄積はほとんど認められません。
また私自身や私が所属する与五沢矯正研究会の40数年にわたる臨床例から判断して、不正咬合は親から引き継いだ形質が、出生後のさまざまな要因の影響を受けて修正される可能性があるものの、そこには基本的な型が存在し、一定の方向に進む傾向を有すると考えています。そのために、歯科矯正治療は『復元の医療』ではなく、治療目標設定によって、『治った』状態が複数存在する『創造の医療』と言えます。それゆえに、生体が新しい状態を受け入れて、再調和する方向へ変容していく、すなわち全体と協調した「心地よい状態」を目指す治療を行う必要があると考えています。ところが、昨今の歯科矯正治療について、効果に疑問のある早期治療や、無理な拡大治療、個々の生体の反応を無視したインプラントを併用しての機械的な矯正治療やアライナー矯正などが、十分な結果に対する評価もないままに行われています。
今回これらの問題点について、症例を通じてお話ししたいと思います。歯科矯正治療とは何かを改めて考えていただく切っ掛けになれば幸いです。
プログラム
10:00 Zoomセミナー参加の諸注意、代表挨拶・パネラー紹介など(約10分)
10:10 有松稔晃先生のご講演(休憩5分含む)
11:45 質疑応答 (約15分)
12:00 終了予定
参加希望者は、会員番号をご準備のうえ、下の申込フォームからお申込みください。申し込みにはペイパル(paypal:オンライン決算システム)への登録が必要になります。
非会員の方は会員番号に「0000」と入力してご登録ください。
登録完了メールにてウェビナーのお部屋案内をお送りします(届かない方は事務局まで連絡をお願いします)。当日まで申込可能です。
※登録後、申込み完了メールが【no-reply@zoom.us】というアドレスから届きます。「@zoom.us」のドメインが迷惑メールのフィルターにかからないように、設定をお願いします。「zoom」からの自動返信メールですので、このメールには返信できません。