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本会、CEDAW’s reviewに共同署名

  • aki
  • 8:43 AM 2020年2月12日
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国際たばこ誘発疾患予防学会(the International Society for the Prevention of Tobacco-Induced Disease (ISPTD))の作業班によって作製された報告書(添付)http://H_Japan-CEDAW-Parallel-Report-and-cover-page_FINAL.pdfについて共同提案者となりました。これは、受動喫煙の主な被害者が女性や子どもであることから、国連の「女子に対するあらゆる形態の差別撤廃に関する条約」(the Convention on the Elimination of all Forms of Discrimination Against Women)をもって、更なる受動喫煙防止策の実施を日本政府に迫る、という試みです。コア会議(2020年2月7日)で了承され、共同提案者となりました。

患者視点の診療所認証 あなたも,一歩踏み出してみませんか?!

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  • 5:03 PM 2016年2月24日
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vol.17 no.3(2014.7.18)
渡辺 勝(コアメンバー)
みなさんは歯科治療において,一番重要な項目は何と考えていらっしゃいますか? 根管治療? 咬合? 様々な考え方があるかと思いますが,私はメインテナンスこそが,歯科治療の経過を左右する一番重要な項目と考えています.どんなに一生懸命に治療をしたとしても,残念ながらすべてが良好な経過をたどるとは限りません.生活習慣病の側面が強い歯科疾患.生活習慣の改善も,長期的に関わることによって,得られることもあります.そもそもが,様々なう蝕治療を施した状態は,いわばツギハギ.元々の一枚板でできていた歯質に比べて,とても脆くなっており,健全だった歯質の頃に比較して悪くなりやすいのは言うまでもありません.歯周治療が施された後の組織も,健全な状態に比較して複雑な形態を呈することも多く,プロフェッショナルケアによるサポートが必要なことも多いです.また,様々なイベントが起こるライフサイクルにおいて,現時点でリスクが低くても,それが経年的に保たれる保証は,どこにもありません.様々な医療分野のなかで唯一,患者さんの一生涯において寄り添うことができる歯科医療.そのなかで重要な位置を占めるメインテナンスの価値は計り知れません.
そのメインテナンス中において,医療従事者側でどうしてもコントロールができないのが転居です.会員のみなさんも,今まで一度も患者さんの転居を経験していない方は珍しいのではないでしょうか.患者さんとの関係性が良好に築けていて,疾患・リスクのコントロールもうまくいっているように見えたときに発生する転居.このとき,みなさんは,どのようにしてメインテナンスの継続について考えていますか? もちろん,患者さんの状況が許されており,遠方にも関わらず定期的な通院を望まれる方もいらっしゃいます.でも,そんな方はごく稀.ほとんどの方は,物理的に継続的な通院は不可能です.また,数か月に一度の通院は可能だったとしても,急なトラブルには対応できません.
当院では,患者さんから転居の連絡を受けると,日本ヘルスケア歯科学会の名簿とにらめっこです.よく知っている知人が居れば,迷わず紹介させていただきます.もし,いなかった場合は,近くに認証を取得した医院がないか,探します.もちろん,全医院の環境がベストというわけではないでしょう.認証取得時と比較して,状況が変わっている医院もあるでしょう(当院も取得時とは環境は大きく変わっています).しかし認証を取得しているということは,ある一定の基準を満たしているということ.少なくとも,理念において共通認識は持っているはず.メインテナンスを目的として患者さんを紹介させていただくと,快く受け入れてくださいますし,私たちも安心して,紹介して送り出すことができます.
逆に紹介を受けたとき,認証を受けているような規格性のある資料をきちんと揃えており,歯科衛生士カルテもしっかりしていると,患者さんとのコミュニケーションもスムーズに導入がはかれます.もちろん,再度記録はとらせていただきますが,その説明もスムーズですし,患者さんも好意的です.リスク部位が患者さん・医療従事者双方で理解が得られているため,再発が起きても,適切な対処ができますし,お互いが納得したかたちで次の段階へ進むことができます.何よりも,生活環境の把握が最初からできていることはとても大きいです.口腔内の状態だけからは把握しきれない,家族環境・社会環境が,口腔内に影響を及ぼす要素はとても大きく,その情報が事前に共有できているとスムーズな診療を行うことができます.
このように,認証診療所を取得することは,医院側だけでなく患者さんにとってのメリットは計り知れないものがあります.もちろん,取得に当たり行う患者アンケートや,自身の診療体制の振り返りによるメリットも多大なものがありますが,何よりも患者さんの健康を守り育てるために大きな飛躍ができます.
認証取得に向け,みなさん一歩踏み出してみませんか?

学会誌刷新!

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  • 3:03 PM 2014年4月24日
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vol.17 no.2(2014.4.23)
千草隆治(コアメンバー)
研究会から学会への移行に伴い,学会誌の改革が行われています.会誌改革の目的は,より「ヘルスケアらしい」内容にすることと,将来的に日本歯科医学会の認定分科会となることを目指すためです.昨年コアメンバーの入れ替えがあったこともあり,学会化第2号の編集にあたり,コアメンバーの高橋 啓さんを中心に会誌委員会を再編しました.そのなかで上述の会誌改革の目的を整理し,会誌編集の方向性を改めて議論し,さらに実務を行うメンバーで編集委員会を組織しました.今期実際に行ったこととしては,投稿依頼から発行までのスケジュールの明文化,「投稿規定」「投稿の手引き」の見直しと,論文を第三者が精査する査読システムの確立でした.投稿論文のうち,原著論文に対しては大学研究者に査読を依頼し,そのほかは会誌委員が査読することにしました.
「ヘルスケアらしい」学会誌.それこそが最も大切で,「リスクアセスメントを行い病因論に基づいた診療を実践する」「客観的なデータを蓄積し時間軸を重視した診断を行う」「長期間にわたりチーム診療ができる医院のシステムをつくる」……というものを臨床例として残すことで,学会内部への貢献はもとより,外部に対しても我々の活動を具体的に伝える道具になるのではないかと考えました.掲載論文の種別は,「総説」「原著論文」「症例報告」「臨床ノート」とし,「総説」は学会関連の調査や講演内容を分野・領域単位でまとめたものを想定し,原則として編集委員会が執筆を依頼します.「原著論文」ではそれぞれの診療所あるいは学会単位で蓄積したデータを客観的に分析,評価したものや,効果的で独自性のある治療法の論理的な記載を,「臨床報告」では日常的に行っている,〈リスクアセスメントを行った〉〈病因論に基づいた〉〈時間軸診断を行った〉〈チーム診療〉の経過を〈客観的なデータ〉とともに一定の形式に沿って投稿していただき,「臨床ノート」はヘルスケア型の診療に関連した新しい技術や商品,独自の技術の紹介を対象としています.これらに加えて,今まで通り「Doプロジェクト調査1」の分析も調査報告として掲載します.それぞれの論文を一冊の会誌にまとめることで「ヘルスケアらしい」要素の詰まった表現物になるのではないかと思っています.
とはいえ,私自身は編集と言えば,院内新聞か,せいぜい母校OB会の会誌の編集長しかやったことがなく,研究機関在籍も大学院時代の四年間だけで,どれだけ学術誌の編集に役に立てるか自信もなく,正直今でも不安だらけです.今までずっと秋元秀俊さんと秋編集事務所におんぶに抱っこに肩車状態だった会誌の編集を会員が中心になって行いましたが,共に編集委員を務めた高橋さん,宮本 学さん(神戸市),樽味 寿さん(宝塚市)そして,勿論,秋元さん,秋編集事務所など多くの人たちの協力でなんとか発行にこぎ着けました.
今回編集に関わって,いくつかの反省点,改善点が見つかりました.わかりやすく“らしい”会誌にするために,症例報告の投稿数を増し掲載を継続しなければなりません.そのためには実際にヘルスケア診療を行っている会員の皆様の協力が必要不可欠であり,積極的な投稿をお待ちするとともに,場合によっては少々無理なお願いをするかも知れません,ご理解,ご協力の程をよろしくお願いいたします.
「投稿の手引き」に加え,次年度用に新たに「症例報告投稿ガイド」を作成し,より投稿しやすい環境作りにも取り組んでいます.原著論文に関しては,日本歯科医学会認定分科会への申請条件として,「年5編程度の原著論文の掲載」という条件があり,原著論文の体裁と質を高め,掲載数を継続的に確保する必要があります.こちらの対策には大学研究者との幅広い多様な連携が必要かと考えますが,この点に関しては今後の最大の課題です.また,投稿論文を査読するスタッフの確保も急務だと感じました.原著論文の査読を引き受けてくれる比較的若くフットワークの軽い研究者や,症例報告の査読に協力してくれる学会会員などマンパワーを確保する必要があります.1論文に対して2名で査読を行いますが,実際今回も査読の振り分けや依頼,催促,査読結果の取り扱いなどで頭を悩ましました.次号からは編集委員の増員も視野に入れ,少しかたちを変えて編集作業を行う予定です.試行錯誤は始まったばかりでまだまだ改善すべきところはたくさんありますが,会員自身の手による「ヘルスケアらしい」学会誌の完成を目指して取り組んでいきたいと思います.
第14巻1号は取り組みが遅かったうえに,ステップごとにいろいろと手間取り発刊が遅れていますが,ちょうどこのニュースレターがお手元に届く頃には発刊されているはずです.会員の皆さんも,いつもと違った目で目を通していただき,多くのご意見をいただけると幸いです.

エンドポイント(高齢者)から見るヘルスケア

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  • 2:29 PM 2014年2月17日
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vol.17 no.1(2014.2.17)より
高橋 啓(コアメンバー)
昨年,コアメンバー会議において,2014年のヘルスケアミーティングは高齢者をテーマにヘルスケアらしいミーティングを開催しようという話になりました.担当者として「ヘルスケアらしい高齢者とは?」ということを考え続け,高橋が達したメイン講師は,米山武義さん(静岡県開業)でした.米山さんをメイン講師に選出した理由はヘルスケア型診療にも理解があり,高齢期のペリオにも精通しているため,本テーマに関してヘルスケア歯科学会会員に有用な知識をもたらしてくれると考えたからです.米山さんのプロフィールを簡単に紹介すると,日本歯科大学歯周病学教室在籍時にスウェーデンのイエテボリ大学に留学されていました.80年代にアクセルソン教授をわが国に招いて,北欧型の予防歯科を紹介した立役者です.ご存知の通り「PMTC,PTC」を紹介し,「口腔ケア」という言葉を作られた歯科医師であり,高齢者歯科医療にも精通されています.
先日,米山さんと第一回の打ち合わせ会を行ってきました.参加メンバーは,米山さん,杉山精一さん,藤木省三さん,秋元秀俊さん,高橋の5人です.話は最初からとても盛り上がり,解散まで沈黙の時間はまったくありませんでした.その中で印象に残った言葉をいくつか紹介します.
●「エンドポイント(高齢期)から予防を見る」
という言葉がとても印象的でした.米山さんは,卒業直後に高齢者施設で施設入所高齢者の口腔内の悲惨な状況に立ちあったことが,その後のすべての出発点になったと言われました.アクセルソン教授の下で予防歯科に関するエビデンスを学び日本に帰ってこられた方ですが,「高齢期の口腔内から逆算してこの年代には何が必要か? と考えることが多くなりました」と語られていました.私は,ヘルスケア型診療というと子ども口腔内から将来の予防を考えることが多かったので,そんなポイントも目から鱗の話でした.当然,臨床記録の重要性は共通の話題でした.
●「問題は関わり方,関わり続けられるかどうかがポイントです」
日本ヘルスケア歯科学会の会員は診療所において臨床記録を残し,そこから得られる情報を日常のメインテナンスにフィードバックをしています.それを患者利益につなげていく診療です.常に誰もが「関わり方」(患者との関わり方,スタッフとの関わり方,いろんな関係者との関わり方等々)を意識していることと思います.ただ,「ずっと関わり続けよう」と本気で考えている人はどれだけいますか? 漠然と関わり続けようと思っていませんか? 「ずっと関わり続けるための行動している」という人はどれだけいるでしょうか? そんなことに一つの見本を示せたらと考えています.「高齢者だから,障害を持っているから,疾患があるからといって関わらないという理由にはならない」と言われていたのも非常に印象的でした.
●「高齢者まで診て予防を完結できる」
確かに! と唸ってしまいました.子どもから高齢者まで予防を完結する.完結するために何ができるか? 自分にとっても大きな命題となるような言葉でした.
●「スウェーデンにできて,日本にできないことはない」
米山さんは,スウェーデン留学時代に,「こんなに世界には日本製品があふれているのに,どうして歯科では日本発の情報が出てこないの?」と真顔で聞かれることがあったそうです.子どもの予防も高齢者の予防も日本でもできるはずと語られていました.そんな強い想いで今まで臨床に取り組んでこられたそうです.
●「在宅でのメインテナンスは,かかりつけ歯科医院によるメインテナンスの延長でしょう.バイオフィルムをしっかりと管理していくのが歯科の役割です」
私自身,在宅診療にも取り組んでいて,その難しさも感じています.しかし,いろんな壁にぶつかり在宅でのメインテナンスの継続性を大きく打ち出せないでいました.実践している話を聞くと「よし! 自分ももっと頑張ろう」という気持ちになりました.
最後に米山さんからのエールを紹介します.「日本ヘルスケア歯科学会会員の皆さんは,臨床記録を活用した質の高い臨床を展開されています.今回のヘルスケアミーティングがその飛躍の一助になれば幸いです」
この打ち合わせに参加した全メンバーは,とても熱い時間を共有しました.この心地よい情熱をみなさんに届けたいと強く思っています.11月に神戸市で開催されるヘルスケアミーティングを楽しみにしてください.

4学会の協力によるシンポジウムを終えて

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  • 6:29 PM 2013年12月12日
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ニュースレター vol.16 no.5(2013.12.13)より
杉山精一(日本ヘルスケア歯科学会代表)
●「Cariology」大学教育での取り組み
私たちの会では,切削修復からカリエスマネジメントへの転換が必要であるということについて,1998年の研究会設立当時から繰り返し語られヘルスケアミーティング等で取り上げてきたが,残念ながら日本のう蝕治療を変えるということには至っていないのが現状である. う蝕は,歯周病とともに歯科の中でもっとも一般的な疾患であるが,この疾患についての専門学会が存在しない.今回,基調講演の中でZero先生は「歯科では,一疾患にひとつの学会が必要」と説明していたが,日本の大学の現状をみるとこれを実現することは容易ではない. (さらに…)

一人では出来ないことも
「学会で」さらに「学会の連携で」何かを変えることができます

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  • 6:22 PM 2013年10月12日
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ニュースレター vol.16 no.4(2013.9.4)より
杉山精一(日本ヘルスケア歯科学会代表)
私は,今から18年前「診療室を予防型に変えよう」と決めました.ちょうどこの時期,8月3日にはじめてサリバテストを実際の患者さんに実施したときのことを今でもよく覚えています. 口腔内写真,サリバテスト,歯科衛生士の雇用,患者担当制など取り組む課題が山積みで途方に暮れることもありました.当時は,今のようにメールはありませんので,本を読んでもわからないことは,セミナー終了後の懇親会でいろいろと聞きました.おそらく多くの方が同じような経験を持っていると思います.現在はネット時代ですから,メールで尋ねることが簡単にできるようになりましたが,そうはいっても直接会って知っている人かどうかで,そのやりとりは随分と変わるのではないでしょうか.
6月には倉敷でワンデーセミナー,7月には北九州でヘルスケアウエストの研修会が開催され,どちらも150名あまりの参加者が集まり,会場は満員でした.新しい出会いから,その後もメールのやりとりなどで,診療や医院づくりにプラスになった人も多かったと思います.
10月のヘルスケアミーティングには,多くの方が,日頃の悩みやわからないことを抱えて参加してほしいと思っています.誰に聞いていいかわからなければ,会場の前で,忙しくしている人に声をかけて下さい.きっと誰に聞けばいいか教えてくれます.時間がない時は,名刺交換ができれば,あとからメールでやりとりができます.知り合いになって話をすると「実は私もそのことで悩んでいたんです」と話しが盛りあがることも珍しくありません.
実は私も,海外の学会(ORCA)に参加すると,新人です.海外留学の経験もなく英文の論文など書いたこともありませんから,誰も私のことを知っている人はいません.毎年,懇親会では誰か話ができる人はいないかとあたりを見渡していましたが,今年は4回目になり,ポスター発表をしている人に質問をしたり,Facebook友達ができたり,少しずつネットワークが広がってきました.
海外に行く前は,日本は歯科の後進国で海外(特に欧米)は,先進国だと思い込んでいましたが,知り合いになり話をしてみると,実はどこの国もそれぞれ悩みを抱えていることを知るようなりました.空港で,ある先生が「北欧は歯科のディズニーワールドだな」とつぶやいていたり,保険制度はあっても診療所が整備されていなかったり,すばらしいガイドラインを作成しているけれど,公的歯科医院は緊急対応だけで民間の歯科保険の加入は数パーセントだったりなど,どこの国も問題は山積みのようです.
振り返って日本の現状を見ると,歯科医師や歯科衛生士の数は決して少なくありませんし,年齢によって公的歯科受診が制限されることもなく,地方に行っても歯科診療所があります.治療費用は確かに低く設定されていますが,全ての年代をカバーしているかどうかという問題とリンクして考えることも大事だと思います(決して現状のままでいいと考えているのではありません).
「どのようにしたら解決できるか」という処方箋を書くのは大変な作業ですが,診療室でひとり悩んでぼやいていても何も変わらず,状況は悪化するばかりです.
学会では,個人ではできないことを,組織として取り組むことが可能になります.今回のヘルスケアミーティングでは,日本歯科医師会の後援も得て,日本口腔衛生学会と共催,日本小児歯科学会から後援,日本歯科保存学会のう蝕治療ガイドライン作成委員会の協力を得て開催します.各学会単独では難しい問題も,それそれが協力をすることによって,よりよい方向に進めることができると考えています.多くの歯科関係者に参加していただき,ネットワークの広がりで,さらに先に進む会にしたいと考えています.

認証ミーティングに参加しましょう

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  • 6:15 PM 2013年6月12日
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ニュースレター vol.16 no.3(2013.6.28)より
田中正大(川口市開業・コアメンバー)

Web上の歯科医院のホームページには,たいてい「予防歯科」の文字があります.国民の健康意識の高まりにともない,う蝕や歯周病の予防に対するニーズが出てきていることもあるのでしょうが,予防歯科を実践する歯科医院が増加することによって,歯科疾患を予防するという意識が国民の間に広がっていくことはとてもいいことです.
ただ,私にはどうもすっきりしない思いがあります.
予防歯科をやっている診療所とやっていない診療所に通う患者さんたちの間にどのような差が出るのでしょうか? 何か問題が起こったときだけ診療所に行く人ときちんと通っている人の間にはどのような差が出るのでしょうか? ある診療所の予防診療と,別の診療所の予防診療にはどんな差があるのでしょうか? 同じ診療所でも歯科医師間,担当歯科衛生士間にどのような差があるのでしょうか?
感覚的には多くの歯科医療従事者はわかっているのだろうと思いますが,他者にその効果をアピールするには,データをとって分析しないとわからないことだらけです.
私は,ヘルスケア型歯科医療の基本は,
「記録をとる」
「情報提供する」
「チームとして対応する」
「関わり続ける,支援する」
だと思っています.
記録をとることの大切さ,そしてそれを時間軸の中で評価し続けること,また,その記録を患者横断的に分析することで得られる情報を,自分のクリニックの中でフィードバックする,学会としてその情報を共有,分析する.それをまた自院のデータと比較する.
このような多くの臨床データを扱うことのできる学会はあまり多くないと思います.このことは日本ヘルスケア歯科学会の大きな特徴です.
私たちの考えるヘルスケア型の歯科医療を広めていくためには,それを誰もが明確にわかる形で,アピールしていくことが必要です.
日本ヘルスケア歯科学会の設立趣旨をもう一度読んでみませんか?
学会ホームページ→About→設立趣旨 で読むことができます(会誌巻末にも掲載されています).
今なお,読む者の心を打つメッセージだと思いますが,その最後に,

この趣旨に賛同する多くの研究者や歯科医療関係者,そしてそのような医療の展開を期待する人々の協力を得て,ヘルスケア・マネージメントに関する情報を発信し,また人々に新しいヘルスケアのメッセージを届けたい.同時に,臨床の現場でこのような医療を実践できる歯科医師や歯科衛生士を養成し,またヘルスプ ロモーションのリーダーとなる歯科医療人を育てたい.そして,その日常の活動から生まれた成果を歯科医療・歯科保健関係者に広めることにより,社会環境の整備にも影響を与えたい.
人々が生涯にわたって快適な咀嚼と自由な会話と若さと尊厳に満ちた微笑みを維持することができるように,私たちは自らの足もとから医療のありかたを改めるために力を合わせることにした.

とあります.
「医療のありかたを改めるために」「力を合わせることにした」と宣言してこの学会は始まったのです.
医療のありかたを改めるには,自らが変わっていくことはあたりまえとして,国民,国,保険者,歯科医療関係者に,ヘルスケア型歯科医療の普及が,保険者や国に負担を強いることなく(むしろ利益になり),どれだけ国民の口腔の健康に寄与し,歯科医療従事者に誇りとやりがいを与えるかをしっかりと訴えていかなければなりません.
そのためにも,認証診療所の増加が望まれます.ヘルスケア型歯科医療を「ある程度」(完璧に,ではありません)実践していると思われる歯科医院を認証するのが認証診療所制度です.データ蓄積の要になりますし,患者さんが引っ越されたときの紹介先にもなるのですが,『だから認証診療所を目指そう!』というと,『認証とって,なにか得があるのですか?』 と聞かれることがよくあります.
大きな挑戦ではありますが,いいことはたくさんあります.自院のやっていることを振り返り,プレゼンにまとめて発表するという一連の作業は,院長・スタッフにとって極めて大きな成長の機会になります.格安で患者アンケートを実施することができ,患者目線での自院評価を知ることができます.
もちろん,これらの結果は必ず自院の臨床にフィードバックされていきます.そして,認証診療所であるという事実が,自院のさらなる成長のエンジンになっていきます.なにより,それは来院してくださる患者さんの利益に直結していくことです.
ただ,残念なことにその多くは認証診療所になった後で実感できるもので,なかなか事前に想像することは難しいのかもしれません.とにかく,だまされたと思って挑戦してみて下さい.
今後,認証申請を考えているみなさん,認証ミーティングでお待ちしています.

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